基本的には、歯科助手希望の正社員スタッフと同様です。 半年間(実質的には４ヶ月間)で、各種課題をクリアして頂きながら、診療補助業務と受付業務に 従事して頂きます。

管理栄養士の資格を保有しているのに、なぜ診療補助業務を行う必要があるの？っと
思われるかもしれません。しかし、この期間を通じて、治療内容についてはもちろん、患者様の 導線や表情、コメント、そして各スタッフの動き、スタッフ間の人間関係、医院全体の診療時間中 の流れなど、医院の内情を知って頂く必要があるからです。

その他、消毒・滅菌・清掃など様々な雑用業務も行なって頂きます。これらは管理栄養士の 本来の仕事内容ではありませんが、入社して半年間は医院にとっても投資の期間であることを理解 して頂き、お給料をもらいながら、学ぶ姿勢を養って頂きたいと思っています。

入社して半年後の試用期間終了試験に合格すれば、晴れてあなたも医療法人社団　フロンティアの 一員です。ここからは本格的な管理栄養士業務を行なって頂きます。

小児の食育は、良好な口腔内環境の早期構築に繋がるだけでなく、綺麗な歯並びの構築にも繋が り、果ては全身の健康へと繋がります。そこで、大切なことが小児への栄養指導です。しかし、 歯科では、何を食べるか？よりも、どう食べるか？が大事になってきます。管理栄養士の勉強とは 一線を画す内容になるやもしれませんが、そこは先輩スタッフが精一杯サポートしていきます♪ また、管理栄養士ではない、既存スタッフもしっかりあなたから学んでいきたいと思っています。

歯科医院が提供する歯の治療と、管理栄養士が担う 栄養指導は密接な関わりがあります。そこで、 管理栄養士ならではのスキルを生かし、オススメ レシピや、食育についての情報を院内掲示することで、 あなたのスキルを存分に発揮して頂ければと思います。

入社２年目には、歯科助手・管理栄養士としての仕事が慣れてきた頃合いだと思います。そして、 あなたの周りにいるスタッフも皆、管理栄養士としてあなたの存在を認知するだけでなく、患者さんからもあなたを頼りに来院される存在へと変化し始めていることだと思います。

社会人として経験を積んでいくと、歯科医院での管理栄養士として勤務していく過程の中で、様々 な疑問や不安を生じていくことがあるかもしれません。また、情報提供していく過程で啓蒙活動 が頓挫してしまうこともあるかもしれません。そのため、入社２年目には上記①～②の更なる ブラッシュアップを行って頂きたいと思います。具体的には、
①歯科の管理栄養士セミナーに行く、②管理栄養士が既に活躍している歯科医院に見学に行く。
を１年間でそれぞれ２回以上実行して頂きたいと思います。

入社２年目までは理事長やスタッフの助言を得ながら、活動する時期です。３年目以降は自分の仕事に付加価値をつける時期に相当します。これまでは、医院の縁の下の力持ち役であった あなたは、表舞台で活躍するようになってきます。具体的には、
①MRC シニア エデュケーターとして活躍、②若手 MRC エデュケーターの育成、③小児2nd カウンセリングを実施、④矯正相談カウンセリングを担当する、など他のスタッフが行っていない ことを専門的に行って頂くことで、更なる飛躍を実現して頂きたいと思います。
入社３年目になると、スタッフとの連携もさることながら、理事長・院長・勤務医などドクター との連携もこれまで以上に重要となってきます。分からないことも新たに生じるかもしれません が、さらに知識を増やしていき、歯科医院での管理栄養士として羽ばたいて頂きたいです。

ここまで勤続してきたあなたは、医院にとって欠くことのできない存在になってきました。これ からは、「理事長から指示を受けてからする」スタンスではなく、「自分で考えたことに対して 理事長に許可を得てからする」スタンスに変える姿勢が求められます。つまり、管理栄養士として 自発的な企画・行動する必要があります。具体的には、離乳食教室のイベント実施、歯科衛生士 を巻き込んで虫歯予防教室の同時開催などです。まずは単発の開催からスタートし、徐々に 複数回開催していきましょう！

入社４年目で離乳食教室を開催することができるようになれば、さらに医院経営の中心となる 存在で活躍できる場が広がっていきます。ここまで勤続し、様々な取組を実行してきたあなたは、 医院にとって幹部の中の幹部的存在へと輝いているはずです。
これからは管理栄養士としてだけでなく、医院の経営陣としての考え方も身につけなければ なりません。読書は成功の近道と言われていますが、他業種で結果を出された方の本を読んで、 それをそのまま歯科に置き換えて自院で実践する。その繰り返しになると思います。

セミナーや読書で得た知識を実践していけば、自ずと結果は出てきます。一つのセミナー、一つ の本で何か１つずつでも実践すれば大丈夫です。なぜなら、セミナーや読書で得た知識を実際に アウトプットする人はセミナーや読書した人の総数の３％にも満たないからです。 さらに、セミナー受講や読書すらしていない人はもっと多くいるわけなので、結果を出せる人は 極々少数になると思います。この部分を日々意識して行動に移すことで医院は近隣他院より優位 になり、理事長からの評価も上がっていくスパイラルが成り立つようになります。
積み重ねを続けていけば、気づいた時には大きな実力がついていると思います。 一緒に頑張りましょう！