補綴
- 銀歯の下に虫歯があるのは見つけることができないのか
- 結論から言うと出来ません。
レントゲン写真では、銀歯の下にある虫歯を見つけることは困難です。
銀歯はレントゲンを透過しないため、真っ白に映ってしまいます。
レントゲンで確認できるのは、かなり進行した大きな虫歯に限られます。 - 保険適用の白い詰め物はないのか
- 保険適用で白い詰め物(CR:コンポジットレジン)による治療が可能な場合があります。
ただし、小さな初期虫歯に限ります。 - インレーの窩洞にCR(コンポジットレジン)充填できないのか
- 結論から言うと出来ません。
CRは流動性が高い材料のため、歯に空いた穴を埋めることはできますが、歯の形を再現することはできません。また、咬む力が強い奥歯にプラスチックの材料を充填しても、材料的に弱いため、割れる可能性が極めて高いです。そのため、当院では保険適応外の材料を用いて、セラミックが配合されたコンポジットレジンを用いて、填塞するダイレクトボンディング治療を実施しています。 - ジルコニアでも割れることがあるのか
- 強い力が加わると、割れることがあります。
ジルコニアは天然の歯と同じくらいの硬さを持つと言われていますが、天然の歯でも欠けることがあるように、ジルコニアも強い衝撃には耐えられない場合があります。
特に一番奥の歯(最後方臼歯)の後ろ側(遠心面)に施したジルコニア製の詰め物は、割れる可能性が高いです。