審美歯科の費用相場、保険・控除まで徹底解説
こんにちは。大阪府摂津市、大阪モノレール「南摂津駅」より徒歩3分にある千里丘・鳥飼からもアクセス良好な歯医者「さきがけ歯科クリニック摂津本院」です。
歯の治療と聞くと、虫歯や歯周病などの機能回復を目的としたものをイメージする方が多いのではないでしょうか。
しかし、近年では、歯の見た目や美しさに焦点を当てた審美歯科での治療が注目されています。歯並びや歯の色は、笑顔や第一印象に大きな影響を与えるため、審美歯科で治療を受けることで口元全体の印象が大きく変わります。
ただし、審美歯科での治療は保険が適用されない自由診療であることが多く、費用面で不安を感じる方も少なくありません。では、審美歯科での治療にはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。
今回は、審美歯科の治療法ごとの費用、保険や医療費控除の適用可否について詳しく解説します。審美歯科での治療を検討されている方や費用が気になるという方は、ぜひ参考にしてください。
審美歯科とは
審美歯科とは、歯や口元の見た目の美しさに焦点をあてた歯科治療の分野です。通常の歯科治療が虫歯や歯周病といった病気を治す機能回復を目的とするのに対し、審美歯科は歯の色や形、歯並びを整えることで審美性の向上を目的としています。
もちろん、見た目だけでなく、噛み合わせや歯の健康を考慮した治療が行われるため、機能面と審美面の両方を兼ね備えた治療であることが特徴です。
具体的な治療内容としては、歯を白くするホワイトニング、セラミック素材の詰め物や被せ物を使用するセラミック治療、さらに歯並びを改善する歯列矯正などがあります。
これらの治療によって、自然で美しい口元を作り出し、患者さんが自信を持って笑えるようになることを目指します。このように審美歯科は、見た目の改善にとどまらず、心理的な満足感や社会的な印象の向上にもつながるため、自己投資として選ぶ方も増えてきています。
審美歯科の費用相場
審美歯科の費用は治療内容や使用する素材によって大きく変わります。ここでは、代表的な治療法ごとの費用について解説します。
ホワイトニング
ホワイトニングは、専用の薬剤を使って歯を漂白し、黄ばみや着色を改善する治療です。歯科医院で行うオフィスホワイトニングは即効性があり、1回あたり2万円〜7万円程度が相場です。
自宅でマウスピースと薬剤を使って行うホームホワイトニングは、効果が出るまで時間がかかりますが、効果が長持ちしやすいのが特徴です。費用は、マウスピースの作製と薬剤の費用で2万円〜5万円程度です。
さらに両方を組み合わせるデュアルホワイトニングは、5万円〜10万円程度とほかの方法に比べて高額ですが、効果と持続性のバランスに優れています。
ラミネートベニア
ラミネートベニアは、歯の表面を薄く削り、セラミック製のシェルを貼り付ける治療です。歯の形や色を一度に整えられるため、前歯の見た目を改善したい方に選ばれています。費用は1本あたり8万円〜15万円程度で、歯の状態や素材によって変動します。
自然な見た目を得られる一方で、歯を削る必要があるため慎重な検討が必要です。
セラミック治療
銀歯を白いセラミックに置き換える治療や、虫歯治療後にセラミックの被せ物や詰め物を入れる方法です。見た目が美しく変色しにくい点が特徴で、長期的に安定した結果を得られます。
費用はインレー(小さな詰め物)で4万円〜8万円程度、クラウン(被せ物)で8万円〜15万円程度が相場です。
セラミック治療に使用される素材にはいくつか種類があり、選択する素材によっても費用は異なります。ジルコニアなど強度が高い素材を選ぶ場合は、さらに費用が高くなる傾向があります。
歯列矯正
歯列矯正は、矯正装置を使用して歯並びを整える方法です。治療法には、主にワイヤー矯正やマウスピース矯正があります。
ワイヤー矯正の費用は60万円〜150万円程度です。歯の裏側に装置を取り付ける裏側矯正の場合、装置が目立ちにくいですが、調整などに歯科医師の技術が必要となることから高額になるケースが多いです。
一方で、歯の表側に装置を取り付ける表側矯正の場合は、口をあけたときに装置が目立つことがありますが、裏側矯正に比べると費用は安く抑えられます。
マウスピース矯正は、透明なマウスピースを使用して歯並びを整える治療法で、費用は20万円〜120万円程度です。
また、歯列全体を整える全体矯正と、主に前歯部分のみを矯正する部分矯正とでも費用は異なります。部分矯正の場合は、全体矯正に比べて費用を抑えられるケースが多いです。
歯肉整形
歯ぐきのラインを整える治療で、ガミースマイルの改善や歯の見え方を美しくする目的で行われます。費用は1か所あたり2万円〜5万円程度が目安ですが、施術範囲や方法によって変わります。歯と歯ぐきのバランスを整えることで、より美しい口元を演出できます。
審美歯科の治療に保険は適用される?
審美歯科の多くの治療は見た目の改善を主な目的としているため、基本的には健康保険の適用外となります。保険が適用されるのは、あくまで病気や機能の回復を目的とした治療に限定されており、審美性を高めるための治療は自由診療に分類されます。
ただし、なかには例外もあります。例えば、前歯の虫歯治療で白い歯を回復させる場合や、保険適用範囲のCAD/CAM冠(ハイブリッドセラミック)を使用する場合など、一部の条件下では保険適用の対象になるケースがあります。
また、矯正治療でも、顎変形症など機能的に問題があると認められた場合には、保険適用となるケースがあります。
つまり、治療内容や口腔内の状況によっては一部保険が適用されることもあるため、治療を検討する際には事前に歯科医院で確認することが大切です。
審美歯科治療と医療費控除
審美歯科の治療費は高額になることが多いため、医療費控除の対象になるのかどうかは多くの方が気になる点です。
医療費控除とは、1年間に支払った医療費が一定額を超えた場合に、確定申告を行うことで所得税の一部が還付される制度です。これによって、経済的な負担の軽減につながります。
しかし、すべての審美歯科治療が対象になるわけではありません。
基本的には治療を目的とした場合に限り、医療費控除の対象となります。たとえば、虫歯治療後に被せるセラミッククラウンなどは医療費控除の対象になります。
一方で、見た目の美しさだけを目的としたホワイトニングやラミネートベニアなどは、医療費控除の対象外です。
また、交通費(電車やバスなどの公共交通機関を利用した場合)も控除の対象になります。そのため、治療にかかる費用を申告する際には領収書や交通費の記録をしっかりと保管しておくことが重要です。
自分の治療が医療費控除の対象になるかどうかは、事前に歯科医院や税務署に確認しておくと安心です。
まとめ
審美歯科は、歯や口元の美しさを重視する治療分野であり、ホワイトニングやセラミック治療、歯列矯正など幅広い選択肢があります。
治療法ごとに費用は大きく異なり、ほとんどが自由診療のため高額になる傾向がありますが、その分、見た目の改善や心理的な満足度、社会的な印象の向上といった大きなメリットが得られます。
また、一部の治療は医療費控除の対象になる場合もあり、経済的負担を軽減できる可能性があります。大切なのは、費用面だけで判断せず、自分の希望や口腔内の状態、将来の健康まで見据えたうえで治療法を選択することです。
信頼できる歯科医師と十分に相談し、ご自身に合った審美歯科での治療法を選択することで、笑顔に自信を持てる日常を手に入れることができるでしょう。
審美歯科での治療を検討されている方は、大阪府摂津市、大阪モノレール「南摂津駅」より徒歩3分にある千里丘・鳥飼からもアクセス良好な歯医者「さきがけ歯科クリニック摂津本院」にお気軽にご相談ください。
当院は、虫歯・歯周病治療、小児歯科だけでなく、インプラント治療や矯正治療、予防歯科などにも力を入れています。恐怖症や嘔吐反射で歯科治療を受けられない方のために、静脈内鎮静法も対応しております。
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