歯石を取ってプラークを徹底除去!
こんにちは!さきがけ歯科クリニック摂津本院です。
歯磨き指導を受け正しく歯磨きができるようになると、出血が減り腫れが治り、歯ぐきが落ち着いてきます。そうすると、「自分の歯磨きだけでもういいのでは?」というお声。
待ってください!
歯石がついている方の場合、歯科医院での歯石除去が必須です。歯に硬くこびりついている歯石は、軽石のように穴ぼこだらけ。
そこにプラークが入り込むので、プラークを住処にする歯周病菌の絶好の隠れ家になっているのです。歯ブラシでは取り除けないので歯科医院で除去してもらいましょう!
『歯磨きで適切にプラークが取れるようになったら、ここからが歯科の手技の出番です!
プラークにまみれて歯周病菌の棲家になっている歯石を徹底除去します』
歯磨き指導を受け、歯と歯ぐきの境目にたまる細菌の塊「プラーク」を自分で適切に減らすことができるようになったら、
歯周病の治療は次の段階に入ります。
いよいよ、歯科のプロフェッショナルの腕の見せ所!
「スケーラー」という道具で、歯に付いた歯石をしっかりと取り除きます。
「歯石」とは、プラークの中にいる細菌の死骸や唾液の中のカルシウムが固まった軽石状の付着物です。歯の見えるところだけでなく、歯と歯ぐきの溝「歯周ポケット」の奥深くにも付着します。これ自体に毒性は無いですが、問題はこの歯石にベタベタ入り込むプラークです。
歯石は歯に硬くこびりつき、歯磨きでは取れません。歯石ごと取り除かない限りプラークは温存され、歯周病の炎症の原因を取り去ることができないのです。
患者さんの中には、きれいに歯磨きさえすれば、歯科医院に通わずに自分で歯周病を治せると思っている方もいらっしゃいます。しかし、この歯石を取らないままでは、歯周病の炎症を根本から止めることができません。
深くなった歯周ポケットの奥についた歯石を取るには、専門的で高度なテクニックが必要です。何回か通っていただき、歯石除去を行います。
この治療でしっかりと歯石が除去でき、患者さんが毎日適切な歯磨きを続けて下さると、自然と炎症が止まり、ピンク色の歯ぐきが戻ってきます。
ただ、歯石がかなり奥まで入り込んでいる場合は、歯周ポケットからスケーラーを入れてお掃除をする方法では取りきれず、炎症が残ってしまうことがあります。可能な限り歯周ポケットからお掃除し、それでも炎症箇所が残る場合は、歯ぐきを切開して歯石を徹底除去します。
歯周病を長く放っておくと、歯周ポケットの奥深くまで歯石がついて治療が大がかりになりやすく、歯石除去後に歯茎が痛んだりして患者さんのご負担も増えてしまいます。
治療開始はぜひお早めに!
さきがけ歯科クリニック摂津本院
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