むし歯は「早めの」治療が大切です!!
むし歯は早めの治療が大切です!!
「歯の神経にまで虫歯が進行している。」と言われたことはありませんか?
1本の歯は口を大きく開けると見える「歯冠部」※1とその下の歯茎で覆われている「歯根部」※2に分けられます。「歯冠部」も「歯根部」もその中心には歯の神経の「歯髄」があります。
※1「歯冠部」歯肉よりも上に見えている部分。
※2「歯根部」歯肉で覆われている部分。
「歯髄」は「歯の生命線」。治療せずに放置してしまうと、炎症は悪化します。
むし歯の進行状況*
C0:初期むし歯 一般的に穴の開いた虫歯になる一歩手前の状態
この状態であればメインテナンスをしっかりと行い再石灰化を促進していけば修復が可能
C1:歯のエナメル質までにとどまる、むし歯
エナメル質に穴があいてしまうと自然に元に戻ることはありません。むし歯の進行を防ぐための処置が必要
C2:エナメル質内部の象牙質までむし歯が進行している状態
神経に近いため、神経を保護する薬を詰めて治療し、レジン※3を詰めるか上からかぶせ物をセットする必要がある
C3:歯髄(歯の神経)までむし歯が到達した状態
神経まで達したむし歯の場合、麻酔をして神経を取り除く処置が必要
C4:むし歯により歯は溶けて根っこだけになった状態
放置しておくとむし歯菌によって痛みが起こり、顎の腫れや発熱などの症状がおこる場合がある。抜歯をする必要がある。
歯髄が死滅し、細菌が歯根の先の小さな穴(根尖孔※4)から顎の骨に侵入して、炎症をさらに広げて化膿病巣を作ってしまいます。これは「根尖性歯周炎」という深刻な状態です。
「根尖性歯周炎」になっても、現在はその歯を抜くようなことは無いので、ご安心ください。
※3「レジン」歯科治療における白いプラスチック素材の詰め物。
※4「根尖孔」歯の根っこの先端部分の神経が通っている穴。
歯冠や歯根の中心部にある死滅した歯髄や細菌をきれいに取り除く治療を受ければ、歯根の周囲にある骨の破壊が停まり、修復が促されます。
これは炎症または死滅した歯髄や、細菌が入り込んだ歯髄腔壁を削り取る治療です。
死滅した歯髄や侵入した細菌を完全に取り除き、清潔にしたあと、空洞になった歯髄の部屋全体を固形状のゴムで密封(根管充填)して治療は完了です。
治療した歯を長持ちさせるには、普段からのセルフケアと歯科医院でのメインテナンスがとても大切です。歯をしっかり補強する修復・補綴治療をしましょう!
大阪府摂津市 さきがけ歯科クリニック摂津本院
診療時間:9:00〜13:00、14:30〜18:30
休診日:水・日・祝日
皆さまのご来院をスタッフ一同お待ちしております(^_^)